WordPress（ワードプレス）でのサイト構築をぐっと便利にする、ショートコードの使い方

wordpress(ワードプレス)でのサイト構築をぐっと便利にする、ショートコードの使い方

この部分だけこんなふうに変えられたら、この部分にだけ違う要素を組み込めたら……wordpress(ワードプレス)でサイト構築をしていると、そんな場面に遭遇することはないでしょうか？
といって、テンプレートをいくつも作ったりプラグインを大量に導入したりすると、構成が複雑になってしまって管理がしにくくなるというデメリットがありますよね。

そんなときこそ、ショートコードの出番です。

wordpress(ワードプレス)のショートコードとは？

ショートコードというのは、記事中に直接PHPのソースコードを書いてピンポイントで実行させるテクニックのことです。ショートコードを上手に活用すれば、最低限の構成だけでさまざまな処理を実行することができます。

実際の作業としては、「functions.php」に関数を作成した上で、それを「add_shortcode()」によって呼び出すことになります。

functions.phpは、テンプレートを編集するときと同じようにダッシュボードの「外観＞テーマ編集」から編集できます。

このように、functions.phpは「テーマのための関数」と表記されていることもあります。

ショートコードの基本形を知ろう

ショートコードというと扱いにくいものだというイメージがあるかもしれません。ですが、しっかりと仕組みを理解すれば、実はそれほど難しいものではありません。

function以下で関数を定義し、return以下にその内容を記述します。add_shortcode()の括弧内には、任意のショートコード名と関数名を指定します。上の場合では、「basic」というショートコードで「shorcode_basic」という関数を呼び出すという意味になり、「ショートコードの基本」というテキストが表示されることになります。

より複雑な処理をしようとすればその分functions.phpへの記述も複雑になっていきますが、基本の形をしっかり理解していればあとは応用に過ぎません。

上記は簡易的なサイトマップを構築するためのショートコードの例です。一見すると複雑ですが、基本は同じです。

さて、それでは実際に関数を呼び出す際にはどのようにするのでしょうか？

ショートコードを呼び出す方法

投稿記事や固定ページに呼び出す

いちばん頻度の高い使い方でしょう。この場合は非常にシンプルです。先ほどの基本形であれば、

このようにショートコードを記述するだけで、

と表示されるという仕組みです。

テーマ内に呼び出す

ショートコードはテーマ内でも利用できます。この場合は、次のように記述します。

<?php echo do_shortcode('[basic]'); ?>

「do_shortcode()」という関数さえ覚えておけば、やはり難しいことはありません。

ウィジェットに呼び出す

なんとウィジェットにもショートコードは書けます。この場合は、まずfunctions.phpに次のように追記します。

あとはこれまでと同様にショートコードを書けば完了です。

より便利にwordpress(ワードプレス)を使うために

いかがでしょうか、ショートコードの使い方が実はシンプルだということをおわかりいただけたのではありませんか？　ショートコードを上手に活用すれば、外部ページを読み込んだり会員専用コンテンツを作ってみたりと、サイト構築の幅は大きく広がります。

このように、wordpress(ワードプレス)は使い方次第でもっともっと利になるものです。そのポテンシャルを最大限に引き出すためにも、wordpress(ワードプレス)運用に特化した「GMO WP Cloud」で、さらに機能的かつ効率的なサイト運営を実現しましょう。